小学校3年生くらいのお正月の思い出のことです。

私たちは、お正月に合わせて、おばあちゃんのお家へ行くのですが、なんせ私のおばあちゃんちは、九州地方にあって、中国地方に住んでいる私の家からとても遠いのですが、お父さんが、私ら家族を乗せて、徹夜で車を走らせて、帰っていました。毎年、目を真っ赤にさせながらも、家族のために頑張ってくれるお父さんは、おばあちゃん家へつくと、電池が切れたかのようにすぐ、眠りにつきます。

そんな、お父さんのことを見かねて、当時、小学生だった私と兄は、お父さんのためにある計画を立てました。それは、おばあちゃんからもらったばかりのお年玉を使って、お父さんの大好きなビールを買ってこようという計画です。ですが、お店でいざ買おうとしたら、もちろん未成年なため、お店側は売ってくれませんでした。そのことを、お母さんに話したら、せっかくもらったお年玉は、ちゃんと大事にしなさいと、私と兄は怒られてしまいました。なので、私たちは急遽、今度はお父さんが大好きなお笑い芸人の真似をしようという計画を立てました。さっそく、お父さんが寝ているところで、やろうとすると、またお母さんに、人が寝てるところを邪魔をしてはいけないと、またまた怒られて、最終的に、疲れ切ったお父さんのために何かしてあげることはできませんでした。
当時の私達は、疲れたお父さんのために、何かやってあげたいという気持ちで、良かれと思ってやっていましたが、全て仇となってしまいましたので、その年のお正月は、あんまり楽しくなかったのを覚えています。そんな、苦々しく、少し悲しいお正月も、今では、あんなこともおあったなぁと、家族で笑いあえる大切な思い出です。